仏壇や仏具を整理したいものの、「どの業者に依頼すれば安心して売却できるのか」「処分と買取のどちらが適切なのか」と迷われる方は少なくありません。
仏壇には材質や装飾の違いによって大きな価値差があり、選び方を誤ると搬出費用だけがかかってしまうケースもあります。

本記事では、仏壇・仏具の買取に強いおすすめ業者9社を比較し、仏壇の買取相場や売れない場合の処分方法まで丁寧に解説します。
記事を読み終えるころには、ご自身の仏壇を適正価格で手放す具体的な手順が分かり、安心して次のステップに進めるはずです。

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仏壇・仏具の買取おすすめ業者9選

ここではおすすめの仏壇買取業者を9選紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

高く売れるドットコム

引用：高く売れるドットコム

高く売れるドットコムは、東証プライム上場企業のマーケットエンタープライズが運営する買取サービスです。
2024年10月時点で利用者数710万人を突破しており、業界最大級の大手買取サービスだからこその信頼感・安心感があります。
宅配買取・出張買取・店頭買取の3つに対応しており、査定料・返送料といった手数料は全て無料なので、日本全国の誰もが気軽に買取を依頼することができる点も魅力です。
24時間申込み可能なWeb査定や電話査定にも対応しており、事前にいくらで売れるかを把握できるため、売却するかどうか迷っている方も、まずは査定依頼をしてみると良いでしょう。

買取品目	仏壇・仏具など
買取方法	出張買取・宅配買取・店頭買取
出張買取の対応エリア	全国
宅配買取の送料	無料
宅配買取キャンセル時の返送料	自己負担
宅配・梱包キット	無料

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総合買取 華丸

引用：総合買取 華丸

総合買取 華丸は、関東・関西を中心に出張買取サービスを展開しています。
華丸には経験が豊富な鑑定士が多数在籍しており、「おすすめしたい買取店」として4冠を達成しているので、初めての方でも安心して買取を依頼することができるでしょう。
華丸では、仏壇・仏具に関するあらゆる品物の買取に対応。
1点から無料で出張査定に来てくれるため、まずは気軽に依頼してみるのがおすすめです。
華丸は他にはない独自のルートを持っているため、的確な査定・高価買取が期待できます。
華丸の買取は、電話もしくは24時間受付のWEBフォームから申し込むことが可能。
現在、4冠達成記念で買取金額30%UPキャンペーンを実施中なので、ぜひチェックしてみてください。

買取品目	仏壇・鈴・木魚・祠・菊灯・銅鑼など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

▶︎ 総合買取 華丸の口コミはこちら

古美術NOW

引用：古美術NOW

古美術NOWは、名古屋にある古美術・絵画に特化した買取・販売店です。
仏具の買取にも対応しており、経験豊富な鑑定士が1点からでも日本全国へと出張買取を行います。
買取が不成立になった場合でも出張料等の手数料は一切かからないので、まずは気軽に依頼してみるとよいでしょう。

買取品目	仏具など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	全国
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

新原美術

引用：新原美術

新原美術は、大正12年創業の老舗の骨董品・古美術の買取・販売専門店です。
金仏壇の買取も行っており、富山県・石川県・福井県への無料出張買取に対応しています。
なお上記北陸三県のエリア外からの申し込みの場合は、仏壇の梱包・搬出までの作業を提携会社が行いますが、その利用代金はお客様負担となるため注意しましょう。

買取品目	金仏壇など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	富山県・石川県・福井県 ※上記エリア外の場合は梱包・搬出代金自己負担
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

金仏壇買取本舗

引用：金仏壇買取本舗

金仏壇買取本舗は、金仏壇の仏壇仕舞い（仏壇処分）専門業者です。
作業場内には専用の供養堂もあるため、仏壇の処分だけではなく供養も任せることが可能です。
ヤマト運輸の対応地域であれば全国どこからでも依頼できます。
料金は仏壇のサイズに応じた運送費と各オプションの組み合わせとなっており、運送費や供養費から仏壇の買取金額が割引されるという形態です。
あくまで運送費や供養費は有料なので注意しましょう。

買取品目	金仏壇など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	全国
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

高木金属

引用：高木金属

高木金属は、金仏壇の引き取り・買取を専門に行っています。
運送費、輸送費などはすべて無料。
個人のお客様からの出張買取依頼には、愛知県から片道3時間以内のエリアもしくは兵庫県三田市から片道2時間以内のエリアに対応しています。
仏壇以外に、仏像・おりんといった仏具も一緒に引き取ってもらうことが可能です。

買取品目	金仏壇など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	愛知県を中心に片道3時間以内 もしくは兵庫県三田市から片道2時間以内のエリア
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

骨董品買取センター

引用：骨董品買取センター

骨董品買取センターは、日本全国の無料出張買取に対応する骨董品専門店であり、仏像・仏具の買取も積極的に行っています。
骨董品買取センターでは、地域に根ざした査定士との連携が強く、その分余計な中間マージンを大幅にカット。
また、店舗を持たない事で、テナント費や人件費等などのコストをカットし、高額査定を実現しています。

買取品目	仏像・仏具など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	全国
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

創価学会仏壇買取り.com

引用：創価学会仏壇買取り.com

創価学会仏壇買取り.comは、名前の通り創価学会員の方が使用していた仏壇の買取を専門に行っています。
買取利した仏壇はメンテナンス（クリーニング、塗装、機械の調整、器具の交換など）をし、再生整備してから創価学会仏壇専門店「桜梅桃李.com」で販売しています。
申し込みから最短3日での引き取りが可能で、梱包や配送の手配もすべて任せることができるため、手間がかかりません。
なお、配送費用は「ヤマト家財便」に則ってお客様自身が負担する必要があります。

買取品目	創価学会仏壇など
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	全国
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

買取侍

引用：買取侍

買取侍は、最短30分のスピード訪問を謳う出張買取サービスです。
幅広いジャンルを取り扱っており、仏壇・仏像などの買取も行っています。
出張料・査定料は完全0円。
査定額に納得できない場合は無料キャンセルも可能なので、まずは気軽に依頼してみるとよいでしょう。

買取品目	仏壇・仏像・経机・香炉・花立・灯籠・仏具セット・数珠・仏飯器・仏前マットなど
買取方法	出張買取
出張買取の対応エリア	記載なし
宅配買取の送料	–
宅配買取キャンセル時の返送料	–
宅配・梱包キット	–

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仏壇・仏具買取の基礎知識｜そもそも仏壇は買取できる？

仏壇は一般的な家具や美術品と異なり、「中古品」としての需要が限られています。
特に家庭用の一般的な仏壇は、値段が付いても数千円程度、もしくは買取が難しい可能性も考えられます。
ただし、新品未使用の仏壇や装飾や素材に価値がある仏壇であれば、買取が成立する場合もあります。

一方、仏具に関しては買取対象となるケースが多いです。
特に、真鍮や金で作られている仏具の場合、貴金属としての素材の価値が考慮され、高額の買取金額がつく可能性もあります。
三具足（みつぐそく）やおりん、仏飯器、湯のみなど、お手持ちの仏具があればぜひ査定に出してみると良いでしょう。

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仏壇・仏具の買取相場｜金仏壇はいくらで売れる？

仏壇や仏具の買取価格は、素材・大きさ・保存状態・製造年・装飾の精巧さなどによって異なります。
ただし一般的な家具と違い、再販ルートが限られるため、高価買取が難しい品も少なくありません。
ここでは種類ごとに、目安となる買取価格をご紹介します。

金仏壇の買取価格

金仏壇は、漆塗りや金箔仕上げが特徴的で、浄土真宗を中心に多く用いられている仏壇です。

金仏壇の幅	買取参考価格
60cm以下	3,000円
61〜94cm	5,000円
95cm以上	10,000円

参考：高木金属

唐木仏壇の買取価格

唐木仏壇は、黒檀や紫檀といった木材の美しい木目を生かした仏壇です。
ただし買取価格が付くケースは少なく、処分費用を払って引き取ってもらうのが一般的です。

仏具の買取相場

仏具は素材や種類によって評価が大きく異なり、仏壇本体よりも価値が付くケースもあります。
以下は主な仏具の買取相場です。

仏具の種類	買取参考価格
仏像	5,000〜5万円
香炉	8,000〜1万2,000円
花立	500円～2万円
掛け軸	100円〜1万円

参考：永寿堂

なお金・銀・真鍮などの素材から作られている仏具や、美術的価値が認められる仏具の場合、より高額な買取金額がつく場合もあるでしょう。

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高価買取されやすい仏壇・仏具の特徴

仏壇や仏具の査定価格は、サイズや年式だけでなく、使用されている素材や装飾の工芸的価値によっても左右される場合があります。
ここでは、高額査定につながりやすい代表的な特徴を2つの観点から解説します。

高価な素材が使用されている

仏壇に使用されている素材は、査定において非常に重要なポイントです。
中古仏壇の需要が少ないとはいえ、利用している素材に価値がある仏壇は、素材を再利用するため、高価買取金額がつく場合があります。
特に、純度の高い金箔が多く用いられている仏壇は、買取してもらいやすいでしょう。
一方で、合板や突板などの普及素材を用いた仏壇は、見た目が立派であっても、素材の価値が低いため、査定価格がつかないことも少なくありません。

美術的な価値・工芸品としての価値がある

仏壇・仏具の中には、単なる宗教用具を超えて、美術品や工芸品としての価値を持つものがあります。
例えば以下のように、職人の手による丁寧な装飾が施されているものは、実用品としてだけでなく、美術工芸品として価値が見出される場合があります。

高級素材や工芸技術が用いられているかどうかを見極めるには、専門知識が求められるため、信頼できる業者に査定を依頼することが大切です。

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仏壇・仏具を手放す前に確認すること

仏壇や仏具を手放す際には、単に「不要になったから売る・処分する」というだけでは済まない大切な手続きや配慮があります。
心情的な問題だけでなく、宗教的・実務的な観点からも、以下の点を事前に確認しておくことが大切です。

仏壇の収納スペースの中を確認する

仏壇の内部には、遺影や位牌、経本、写真、手紙など、故人に関する大切な品が保管されている場合があります。
また、現金や貴重品が保管されていることも珍しくありません。
いざ処分・買取を依頼したあとに「重要なものを取り出し忘れた」と気づくと取り戻すのが困難になるため、引き出しや内部の棚、仏具の台座の裏まで丁寧に確認しましょう。
また、仏壇に内蔵されている小さな収納スペースや二重底構造がある場合もあるため、見落としのないよう注意が必要です。

手放す前に家族・親族に相談する

仏壇は家族や先祖に関わる大切な存在です。
特に実家の仏壇や代々引き継がれてきたものを手放す場合、家族や親族の同意を得てから行動することが重要です。
「知らないうちに処分されていた」と感じる方がいると、後々のトラブルや心情的な不満の原因になることもあります。
家族間での意見の食い違いを防ぐためにも、事前に相談し、必要であれば全員で内容を共有しておくと安心です。

お寺に相談をする

菩提寺があれば、事前に仏壇の処分について相談すると良いでしょう。
仏壇の取り扱いについてはお寺や宗派によって異なります。
信仰している宗派に適した手段で仏壇を手放しましょう。

魂抜き・閉眼供養をする

仏壇には「魂が宿る」とされており、処分・売却する前には、魂抜き（閉眼供養）という儀式を行う必要があります。
これは、仏壇をただの「物」に戻すための儀式であり、宗派や地域の習慣に応じて僧侶に依頼するのが一般的です。
逆に、新しく仏壇を迎える際には「開眼供養」という儀式で魂を入れることになります。
魂抜きをせずに仏壇を処分すると、気持ちの面で後悔が残ったり、宗教的な礼を欠くとされることがあるため、事前に対応しておくことが大切です。
魂抜きの費用は寺院や宗派によって異なりますが、一般的なお布施の相場は1万円〜3万円前後とされています。

ただし浄土真宗の場合、人は亡くなると阿弥陀如来によって極楽浄土に導かれるという教えのため、魂が仏壇に宿るという概念がありません。
そのため浄土真宗の仏壇のは、魂抜き（閉眼供養）ではなく、仏壇の仏さまに感謝を伝え移動していただく「遷座法要（遷仏法要）」を行うのが一般的です。
とはいえ遷座法要も閉眼供養と同じように、お寺から僧侶を呼び、仏壇の前でお経を読み上げてもらうという流れとなっています。

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仏壇・仏具が売れない場合の処分方法

仏壇や仏具を買取に出したものの、査定額が付かない、あるいは搬出や供養費用のほうが上回ってしまうことも珍しくありません。
そうした場合は、「処分」という選択肢を検討する必要があります。
ここでは、仏壇・仏具を適切に処分するための主な方法を4つご紹介します。

仏壇・仏具店に引き取ってもらう

方法の一つは、仏壇専門店や仏具店に引き取りを依頼することです。
新しい仏壇を購入した際に古い仏壇を下取り・無料引き取りしてくれる店舗も多く、特に買い替えのタイミングであればスムーズに対応してもらえます。
ただし、引き取りのみを希望する場合は別途費用がかかることもあり、魂抜きの有無や搬出作業の内容によって5,000円～20,000円程度の費用が発生するのが一般的です。
仏壇店によっては供養の代行や証明書の発行に対応している場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

お寺で供養する

仏壇には「魂が宿る」とされるため、処分の前にお寺での供養（閉眼供養・魂抜き）を行うのが仏教的な正式な手順です。
お世話になっている菩提寺がある場合は、まず相談し、供養と引き取りの可否を確認しましょう。
寺院によっては、供養だけでなく仏壇の処分自体にも対応している場合があります。

粗大ゴミに出す

自治体によっては粗大ゴミとして仏壇を処分することも可能ですが、宗教的な配慮や地域の慣習を無視してしまう恐れがあるため注意が必要です。
まずは、閉眼供養を忘れず行いましょう。
必ず各自治体のホームページや清掃局に確認し、「仏壇は粗大ゴミとして処分可能か」「処分費用はいくらか」「事前に供養は必要か」といった点を把握しておきましょう。

ネットオークションに出品する

近年では、仏壇や仏具をネットオークションやフリマアプリで出品することも考えられます。
特に状態の良い希少な仏具（真鍮製の仏具セットや飾り金具など）は、コレクターや古道具店に需要がある場合があります。
ただし、使用済みの仏壇をネット上で売買する行為には賛否があり、購入者が供養を行わず使用する可能性もあるため、出品時には「魂抜き済み」であることや使用歴を明記する配慮が必要です。
また、送料が高額になることもあるため、取引条件や発送手段にも注意しましょう。

以上が、仏壇や仏具が売れなかった場合の主な処分方法です。処分は単なる「廃棄」ではなく、先祖への感謝の気持ちを込めた行為でもあります。
ご自身やご家族にとって納得のいく方法を選ぶことが大切です。

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仏壇・仏具買取に関するよくある質問（FAQ）

仏壇や仏具の買取・処分には、宗教的な手続きや費用の問題など、判断に迷う点が多くあります。ここでは、よくある質問をまとめて解説します。

閉眼供養しないで仏壇を処分するとどうなる？

開眼供養（魂入れ）の儀式を受けた仏壇は、一般的に「魂が宿っているもの」と考えられています。
したがって、その仏壇を魂抜き（閉眼供養）をせずに処分することは、宗教的には礼を欠く行為とされることがあります。
実際に何か問題が起こるわけではありませんが、心情的な後悔や精神的なわだかまりにつながることもあるため、可能であれば魂抜きを行ってから手放すのが望ましいとされています。
どうしても供養が困難な場合は、心の中で故人や先祖への感謝の気持ちを込めて処分することが大切です。

仏壇の処分費用はどれくらい？

処分方法によって費用は大きく異なりますが、以下が一般的な目安です：

処分方法	費用目安	備考
仏壇店の引き取り	5,000〜20,000円	搬出費用込みの場合あり
お寺での供養＋引き取り	10,000〜30,000円	お布施として支払うことが多い
自治体の粗大ゴミ	500〜3,000円	サイズにより異なる

見積もりの際には、「供養が含まれるか」「階段搬出に追加料金がかかるか」なども合わせて確認しましょう。

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